8月1日「水の日」の由来と歴史,硬水と軟水の違いについて
2019/11/13
毎日、生活に欠かせない「水」、人が生きていくために不可欠な「水」、身体の成分のほとんどを構成している「水」。
水がどれだけ大切なものなのか誰もが知っています。
しかし、そのありがたみを感じている人はどれくらいいるのでしょう。
私自身、日本という国に生まれ育って、水を当たり前に使い、飲んできました。
どこの家庭も、公共の場や公園でさえも、欲しければ蛇口をひねるだけで水が出てくる環境にいます。
そんな水ですが、記念日があります。
国内で定められた「水の日」という記念日の由来と歴史、水の種類である硬水と軟水の違いについてお話しします。
「水の日」の由来と歴史
制定されたのは、1977年(昭和52年)の5月31日に閣議了解によって、制定することが決められました。
日にちは毎年8月1日を「水の日」として、この日を初日とする1週間を「水の週間」としました。
その理念は、
- 水資源の有限性
- 水の貴重さ
- 水資源開発の重要性
などについて国民の関心を高め、理解を深めてほしいというものです。
なぜ、8月1日にしたのかというと、年間を通じて水の使用量が多い時期であることから8月の上旬が適していると考えられました。
その中で、初日である1日に白羽の矢が立ったというわけです。
定めたのは国土庁(現在の国土交通省)です。
硬水と軟水の違いについて
水には硬水と軟水があります。
水の中には主に、カルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれています。
水1000ml中に溶けているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を表した数値を「硬度」というのですが、
硬度が120mg/l以下 ➡ 軟水
硬度が120mg/l以上 ➡ 硬水
というようです。
日本では基準値が多少異なるようで、100mg/l を基準にされています。
硬水と軟水は色々な点で、違いがあります。
まず味です。
硬水には独特の苦みや風味があって、料理などに利用する場合は素材の味を活かすようなときには適していません。
逆に軟水は味が比較的まろやかで癖がないため、素材を活かすことの多い日本料理などにも使えますし、赤ちゃんでも飲めるくらいの飲みやすさがあります。
ちなみに私は健康にいいということで、一度硬水を飲んでみたのですが、ちょっと薬のような独特の味で、苦手でした。
しかし、硬水は軟水に比べて多くのミネラルが含まれているので、「便秘解消」「動脈硬化予防」などの健康に関しては効果が高く、逆に軟水だとミネラル分の少なさからミネラル補給には適していないといえます。
ミネラル分が少ないということで軟水は硬水より肌や髪には優しいです。
それぞれの用途に合わせて使われる「硬水」と「軟水」ですが、日本人の舌に合うのはどちらかというと「軟水」みたいです。
硬水には高度なもの(ミネラル分が多く含まれている)と中程度のものなど、色々ありますので、成分表を見ながら、「硬度」の値で使う用途や好みを選ぶといいのではないでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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