5月8日「ゴーヤの日」の由来と歴史、ゴーヤの栄養効果について
2019/11/13
緑色で、野菜のなすぐらいの大きさで、周りにイボイボがついている沖縄ではポピュラーな野菜といえば・・・
そう、ゴーヤです。
沖縄料理には欠かせない、ちょっと苦味のある、それでいてくせになる野菜です。
私も好きで、炒め物(チャンプル)にしてよく食べていました。
縦半分に割って、中のわたを取り出して、スライスして使います。
苦くて緑の濃い野菜だけあって、栄養効果も高く食べると身体にもとてもいいイメージがありますね。
今回は「ゴーヤの日」の由来と歴史、ゴーヤの栄養効果についてお話しします。
ゴーヤとは?
まず、ゴーヤという名前ですが、これは沖縄の方言で、「ニガウリ」の事を指します。
「ツルレイシ」とも呼ばれています。
沖縄では「ゴーヤー」と呼ぶのが普通ですが、最近では全国的に沖縄料理が広がった影響で「ゴーヤ」という呼称で呼ばれることが増えてきています。
「ゴーヤの日」の由来と歴史
沖縄県とJA沖縄経済連が1997年に制定しました。
その趣旨は
- ゴーヤをもっと知ってもらおう
- ゴーヤをもっと食べてもらおう
というものです。
日にちは5月8日です。
その理由は5月をさかいにゴーヤの生産量が増えることと、「5(ゴ)8(ヤ)」という語呂合わせから覚えやすいというものです。
ゴーヤの栄養について
ゴーヤは別名「ニガウリ」とも言われていて、苦い味が特徴です。
沖縄でとれるということからおわかりかもしれませんが、暖かい気候の場所でとれるものは身体を冷やしてくれる役割があります。
夏に旬のトマトやキュウリやナスなどの夏野菜も身体を冷やす働きがありますよね。
それと同じです。
ビタミンC
トマトやキュウリなどの約5倍も含まれています。
これは疲労回復に大きな効果を発揮してくれます。
まさに「夏バテ防止」になりますね。
身体のだるさがやわらぎ、ストレスをやわらげてくれる働きもあります。
ビタミンCといえば、美容効果もあげられます。
お肌のシミやしわなどの老化予防にもなり、美肌を作ってくれます。
苦味成分「モモルデシン」
食欲増進の効果があります。
夏バテなどになると食べても消化がうまくできなかったり、食べたいという意欲も落ちるものです。
そんな時に役に立ってくれます。
その他にも自律神経のバランスを整えてくれますので、何となくスッキリしない感覚や、頭痛やめまい、吐き気などの不調も和らげてくれます。
タンパク質「コロソリン酸」
血糖値を安定させてくれる働きがあります。
ゴーヤには糖尿病などで使われる薬「インスリン」と同じような効果があります。
糖尿病などで行っているインスリン注射は薬の作用が効きすぎた場合、低血糖を起こす危険性がありますが、ゴーヤは食品ですので、低血糖を起こす危険性が低いです。
糖尿病に効くのか?
というものでは、絶対的な有益性は証明されていないものの、糖尿病で悩んでいる場合は、食品ですので、ゴーヤを食生活にとり入れてみるのもいいかもしれませんね。
カリウム
むくみの改善に効果があります。
カリウムには、塩分の摂り過ぎによって身体の中に溜め込まれた水分を身体の外に出そうという働きがありますので、むくみの改善につながります。
摂り過ぎに注意
実はゴーヤの苦味は毒にもなり、食べ過ぎるのはよくありません。
「良薬口に苦し」とも言われますので、普通に食べるぶんには問題はないです。
ゴーヤには、胃の働きを活発にしてくれる効果があるので、その際に出過ぎた胃酸が胃の粘膜を攻撃することもありません。
その結果、胃痛になることもあります。
ゴーヤを摂っていい量、摂るのにおすすめする量というのは決まっていませんので、自分の体調に合わせて食べてくださいね。
体調が弱っているときは、夏バテ解消に!などと必要以上に食べ過ぎてしまうこともあると思います。
身体が本調子でないときほど、身体の声を聞いてあげながら、食べたほうがいいでしょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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