5月5日「わかめの日」の由来と歴史、わかめの栄養、健康効果とは?
2019/11/13
健康にも美容にもいいと言われる「わかめ」ですが、毎日の食事でどれくらいとれているでしょうか?
お味噌汁に酢の物にサラダに、大活躍しています。
私もわかめは大好きです。
やわらかくて、くせのない味なので色々な料理に入れたい物です。
栄養もあって、美容にいいとよく言われますが、具体的にはどんな種類のわかめがあり、どんな栄養効果があるのでしょうか?
今回は「わかめの日」の由来と歴史、わかめの健康効果についてお話しします。
わかめについて
わかめは「若布」と書きます。
わかめの「わか」という言葉は羽状に分裂した姿から、新生であることを表す「ワカ(若)」や分かれ出た意味の「ワカ(分)」です。
わかめの「め」は海藻の総称である「メ(海布)」のことです。
新しく分かれ出た海布という意味から「わかめ」と呼ばれるようになったと考えられます。
「わかめの日」の由来と歴史
1983年(昭和58年)5月5日に日本わかめ協会が制定しました。
わかめの消費を拡げるためのキャンペーン目的で作られた記念日です。
この5月5日になったのは、わかめの旬である3月~5月にかぶっていることと、「こどもの日」と同じ日に制定することで覚えてもらえるという理由があったからのようです。
また、子供の成長に欠かせないミネラルやカルシウムをたくさん含んだわかめをもっと食べてほしいとの願いも含まれています。
わかめの栄養
わかめの有名な栄養成分といえば、「フコイダン」です。
もずくや昆布などにも多く含まれているネバネバ成分です。
その他には、ヨウ素、マグネシウム、カリウム、食物繊維のアルギン酸なども有名です。
健康効果
わかめにはたくさんの身体にいい効果がありますが、健康に対しての効果にはどんなものがあるのでしょうか?
- 高血圧の予防
- 動脈硬化の予防
- 脂質異常の改善
- 血糖値抑制作用
- 糖尿病の予防や改善
- 便秘の予防や改善
- 整腸作用
- 胃の粘膜の保護
- がん予防
ヨウ素は基礎代謝を活発にして肥満を予防してくれるだけでなく、甲状腺ホルモンを関係し精神を安定させて心身ともに活性化してくれます。
カルシウムには骨や歯を丈夫にして骨粗しょう症を防いでくれますし、カリウムは体内に蓄積された塩分を身体の外に排出してくれ、むくみを抑えて高血圧を予防してくれます。
フコイダンは胃の炎症や潰瘍の予防や修復をおこなってくれます。
がん細胞を死滅させる効果があって、がんの発生や進行を抑えてくれます。
身体の中のリンパ球を活動的にしてくれて免疫力をあげてくれます。
美容効果
- 肥満防止の意味からダイエット効果
- 便秘の解消から美肌効果
- ニキビになりにくい
- シミの予防
わかめの栄養の中でも特に食物繊維のアルギン酸です。
ビタミン成分も多く含まれていてお肌にとてもいいものです。
フコイダンの代謝成分は身体の新陳代謝を促してくれますので、肌のターンオーバーのサイクルも早くなり、きれいな肌に生まれ変わりやすくなります。
また成分の一つに「フコキサンチン」というものがありますが、これは肌にいい成分であるコラーゲンを分解する物質が働くのを阻止してくれ、コラーゲンの生産を促進させてくれます。
シミを作り出すメラニンが作り出されるのも抑えてくれます。
紫外線からもお肌を守ってくれるということですね。
女性の悩みの一つ肥満の予防にも効果があります。
わかめに含まれるアルギン酸と脂肪を一緒に食べると体重増加が抑えられることがわかっています。
アルギン酸が脂肪とくっついて脂肪が身体に吸収されるのを防いでくれます。
低カロリーであるだけでなく、成分からもダイエットにいい食品ですね。
注意点)甲状腺関係の病気がある場合はヨウ素が関係してきますので、摂り過ぎには注意が必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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