5月5日「子供へ本を贈る日」の由来と歴史、人気のおすすめ絵本
2019/11/13
時代の流れとともに、おもちゃやゲームなど、子供の興味をひくものは少しずつ変わっていきます。
色々な流れのなかで、あまり変わらないものもあります。
それは「本の需要」です。
本にはご存じのように童話や探偵小説、SF、などを初めとして、様々なジャンルの読み物がありますが、小・中・高と、学校には図書館がつきものですし、学校にいなくても町には必ず図書館が存在します。
それはいつの時代にも本を読まれているからでしょうね。
小学校に入る前の子供も絵本が好きです。
親が子供にしてあげる幼児教育の一つには絵本の読み聞かせもあります。
私たちの身の回りに数多くある本を読む環境。
そんな環境にぴったりの記念日があります。
「子供へ本を贈る日」
というものです。
今回はこの記念日の由来と歴史、人気の絵本とそのおすすめ理由についてお話しします。
本という存在
本は読む人にたくさんの知識を与えてくれます。
子供にとっては夢も与えてくれます。
本の世界に入れば、想像力もわきますし、アイデアが浮かんだり、何かの行動につながったりと、生活の中での考え方が豊かになっていきます。
私は個人的に本を読むことが大好きでしたので、特にそう思うのですが、本を読むと自分の知らないことを知り、行くことの出来ない場所に行った気持ちになれ、体験したことのない世界を体験できます。
どんなに生活が豊かになり、身の回りの物が進化していっても、紙をめくって読むという本の存在はなくなりません。
それは本を読みたいと思う人がたくさんいるからです。
「子供へ本を贈る日」の由来と歴史
2000年(平成12年)5月5日に株式会社トーハン(以前の東京出版販売株式会社)が制定しました。
この日が「こどもの日」であることから「子供へ本を贈る日」を一緒の日に記念日としたようです。
トーハンは東京都新宿区に本社がある出版物専門の商社です。
この会社は1949年に創業し、出版物の流通や取次の分野で大きな成長をとげています。
コンビニエンスストア「セブンイレブン」で扱われる雑誌や書籍はこのトーハンから配送されています。
国会では、国立国際子供図書館が開館したことにちなんで、子供の読書する環境を充実させたいとの趣旨で2000年を「子供読書年」としました。
この日は全国の書店でキャンペーンが行われます。
絵本について
絵本はまだ字が読めない幼い子供でも楽しめる本です。
私の母は仕事を持っていて忙しかったと思いますが、幼い頃買ってくれた絵本の記憶だけはあります。
その時に読んだり見たりした内容はうろ覚えですが、描かれていた絵だけはしっかり記憶に残っています。
大人になった今でも絵本は大好きですし、大人が絵本を読むのもとてもいいと思います。
人気の作品とおすすめ理由
絵本は時代の流れとともに人気がかわるというよりは、時代の流れにかかわらず、人気作品はずっと親から子へと語り継がれ、読まれ続けています。
人気の作品を一部ご紹介します。
絵本ということで、今回は幼児におすすめの作品にしました。
0歳児向け
絵本なんてまだ読めないでしょう?
そう思っていませんか?
0歳児の赤ちゃんでもお母さんが絵本の読み聞かせをしてあげるときって嬉しそうに耳を傾けているものですよ。
絵本に書かれている色や形がはっきりしているものがいいですね。
1歳児向け
「ママ」や「ブーブー」などの簡単な単語を話せるようになります。
真似しやすい内容のものや、指先が器用になり、物を指さしたりもするようになります。
0歳児に比べて視力もしっかり見えてきていますし、色や形がはっきりしたものは最適ですね。
2歳児向け
基本的な生活習慣が身に付き始めます。
言葉だけでなく色々なものを覚えてきます。
3歳児向け
言葉が豊かになり、自立心が育つ時期です。
知識欲も強くなり、「なんで?」「どうして?」の質問も次々と出てくるようになります。
お友達と遊ぶこともできるようになり気持ちの面での成長も著しいです。
簡単なストーリーなどを楽しめるようになります。
4歳児向け
お友達とのおつきあいの中からルールやコミュニケーションの取り方を覚えるようになります。
言葉や数字など覚える言葉が増え、また想像力も発達します。
きれいな日本語、美しい景色や絵画など情緒あふれる内容の含まれているものなどはどんどん読み聞かせしてあげるといいですね。
5歳児向け
身の周りのことをほぼ自分でできるようになる時期です。
友達を思いやったり、友達の中での自分というものを意識したり、嬉しい事や嫌なことがあったときに色々と考えることができるようになります。
また遊びでも、1つの遊びから違う遊びに発展させていくなどの工夫ができるようになります。
本を読むことの素晴らしい効果
本を読む習慣は様々な効果をもたらします。
- 集中力が身に付く
- 知識が増える
- 感性が磨かれる
- 発想力(アイデア)が豊かになる
- 人とのコミュニケーション能力が上がる
- やる気がでる
- 文章を書くスキルが上がる
いくつかあげましたが、まだまだたくさんあります。
大人であれば、ストレス解消になる、アルツハイマー病の予防にもなるなどの効果もあります。
たまにはテレビを消して、静かな環境で子供に本を読んであげるのもいいかもしれませんね。
子供に限らず、自分でも本をじっくり読む時間を1日の中で作ってあげると生活が豊かになります。
一日一冊なんて無理する必要もありませんし、5分でも2~3ページでも読みたいだけ読むというゆるい感覚で楽しんではいかがでしょうか?
さあ、子供に本を贈ってみましょう
我が子にはもちろんのこと、親戚の甥っ子や姪っ子などいらっしゃる場合、何かの記念日に本を贈ってみてはどうでしょうか?
最近はゲーム機やおもちゃ、現金と味気ないプレゼントが多い気がします。
本は文字を目で追い、自分で考え、想像を膨らませられる世界を作り出してくれます。
本の贈り物は記憶にだけではなく、子供の手元にも残るものです。
子供時代に読んだお気に入りの1冊が、その後の人生を変えてしまうことさえあります。
影響力が大きいということでしょうね。
本屋さんに立ち寄れば、様々なジャンルの本が並んでいます。
5月5日はこどもの日ですが、家族でおでかけという過ごし方の他に、一緒に本のお買い物に行き、その後本を読む時間を作ってみるのもステキな過ごし方かもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
気になったこと質問などありましたら、下のフォームからコメント頂ければ嬉しいです。
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