5月4日「ラムネの日」の由来と歴史、ラムネの作り方について
2019/11/13
ラムネはびんの中にビー玉が入っている炭酸系の飲み物です。
私が子供の頃はガラスの青っぽいびんに入っていました。
中に入っているビー玉を欲しくて欲しくて、カランカランと言わせて動かしていました。
あれは、よくできていますね。
今回はラムネの日の記念日の由来と歴史、ラムネの作り方についてお話しします。
ラムネとは?
水に砂糖やブドウ糖果糖溶液といった糖類を加え、酸味料や香料(フレーバー)を用いてライムやレモンの香りをつけた甘い炭酸飲料のことです。
ラムネは複数のメーカーから発売されているものです。
ラムネの日の由来と歴史
1872年(明治5年)5月4日、東京の実業家・千葉勝五郎がラムネの製造販売を始めたとすることが由来となっています。
ラムネの原型というのは、イギリスのレモネードです。
日本で初めて、このレモネードをもとにした飲み物を作ったのは1865年(慶応元年)だと言われていますが、一般に「ラムネ」として広まったのは明治20年頃です。
「ラムネ」という名前は「レモネード」がなまったことによってできた呼び名ではないかと言われています。
当時は「ジンジンビヤ」などと呼ばれていたそうです。
ラムネの作り方
ラムネってどうやって作られているのでしょう?
ラムネができるまでの流れをお話しします。
※「トレボン食品株式会社」さんの製造工程を紹介させていただきます。
原材料計算
原料を配合し、ラムネの原液を作ります。
少しの誤差で味と風味が変わってしまうので慎重に行っています。
原材料調合
原料を混ぜ合わせます。
もちろん量が多いので機械でやりますが、温度の調節や問題がないかは常に確認して行っています。
ビン入れ
ビンをコンベアにのせます。
リンサー(すすぎ)
ビンの内部を洗浄します。
充填(じゅうてん)
昔ながらの回転式の製法で機械が容器をつかみ、容器の口と機械の注入口を密着させ、容器を逆さにしながらラムネを重点していきます。
一定量充填されると容器を元に戻しながら機械の注入口が離れます。
容器の内側から炭酸ガスの圧力でビー玉が押され栓がされます。
ラベリング・製造年月日印刷
キャップ掛け、商品ごとのラベルをつけて製造年月日を印字します。
製造年月日は専用の機械でインクを細かい粒子にして吹き付けます。
箱詰め
人の手でしっかりと一本一本丁寧に検品をしながら箱詰めします。
出荷
皆様のもとへ。
ラムネ菓子の意外な効能
ここで、面白い話を。
ラムネ菓子ありますよね。
ブルーのプラスチックの入れ物にタブレットのような白い粒がたくさん入ったシュワーッとした甘いお菓子です。
このラムネ菓子に凄い効果があるんです。
二日酔い効く
アルコールを体の中で代謝するときに「アセトアルデヒド」という物質ができます。
アルコールを飲む
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身体の中にアセトアルデヒドができる
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このアセトアルデヒドを分解するために大量のブドウ糖が必要
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ブドウ糖が足りないと、アセトアルデヒドが体内に残ってしまう
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頭痛や身体のだるさが残ってしまう「二日酔い」の症状が出る
この二日酔いのつらい症状をなくしてくれるのが、ブドウ糖というわけです。
ラムネ菓子はブドウ糖をそのまま含んでいます。
なのでラムネ菓子は、二日酔いに効くのです。
効果的な摂り方
ブドウ糖を摂り過ぎると高血糖になるおそれがあり、糖尿病になる可能性があります。
ですので、むやみやたらにラムネ菓子を食べるのではなく、アルコールを飲んでいる最中か二日酔いを感じた朝に5~10粒ほど食べるといいようです。
他にはどんな効果があるの?
ブドウ糖をとるということで、脳の働きを活性化してくれます。
考えすぎて疲れたときなどにいいですね。
脳の疲れということでは、長時間の運転などで、集中力がなくなってきたなと感じたらブドウ糖の補給をすると、脳の働きが回復してきます。
朝目覚めたときに何粒か食べることで目覚めがスッキリして頭が働き出します。
こんなに生活の様々な場面で効果を発揮してくれるラムネ菓子なら、いつでも身近に常備していてもいいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
気になったこと質問などありましたら、下のフォームからコメント頂ければ嬉しいです。
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