4月27日「ロープデー」の由来と歴史、綱引き競技について
2019/11/13
ロープは何かを縛るのに使います。
私たちの生活の中で、見回して思いつくロープってどんなものがあるでしょう?
私が思いつくのは、引っ越しなどするときに荷物にかけるロープや、たまった新聞をまとめるためのビニールひもなどぐらいです。
後は、アウトドアで、キャンプを行うときにテントを張る際にロープでテントを引っ張って杭で地面に打ち込んで固定したりするときに使いますね。
家庭だけでなく、様々な業種の中ではロープって結構使われています。
今回はロープの日という記念日の由来と歴史についてと、綱というつながりから、競技で行われている綱引き大会についてお話しします。
ロープについて
「ロープの日」の由来と歴史
「4(ヨイ)2(ツ)7(ナ)」の語呂合わせで、4月27日はロープデーとなりました。
良い綱の日とは、いったい何をする日なのでしょう?
記念日として何をすればいいのでしょう?
私にもよくわかりませんが、綱引き大会でも開催してはいいのでは?
なんて思ってしまいました。
綱引き大会
綱引きと聞くと、小学生の頃に運動会で行った綱引きが思い出されます。
紅組と白組に分かれて、とても太い綱を引っ張りました。
大勢で隙間なく並んで、掛け声とともに綱を引っ張ります。
腰を低くして自分の脇に抱えるようにして綱に密着して引っ張ったような気がします。
綱引きって、運動会だけの競技なのかと子供の頃は思っていましたが、実は全国大会なども開催される有名な競技の一つだったのですね。
綱引き競技の由来と歴史
昔から、世界の各地で「綱を引く」という行事は行われてきました。
それは、儀式の一つであったり、宗教的なものであったり、作物の方策を祈るためのもの、領土拡大のためのものなど、色々な理由で歴史を重ねてきました。
日本でも、五穀豊穣や一年の吉凶を占う神事をはじめ、伝統的なお祭りでも綱を引くという行為が取り入れられてきました。
競技として始められたのは、飛鳥・奈良時代からの貴族の蹴鞠(けまり)などに始まり、鎌倉・室町時代に入って庶民の遊戯が盛んになり、その一つとして「綱引き」が行われるようになりました。
日本の綱引き競技
日本でのスポーツとしての「綱引き」が行われ始めたのは明治以降でした。
運動会などで取り入れられるようになりました。
競技スポーツとしての「綱引き」は1980年に日本綱引連盟が結成されました。
翌年1981年2月には、第1回全日本綱引選手権大会が行われ、そこから毎年全国大会が続いています。
現在では日本各地、都道府県や市町村などでも綱引大会が盛んに行われるようになり、認知度も高まっています。
綱引競技のルール
1チーム8人で行われます。
体重制によりクラス分けされます。
時間制限はなくて、相手チームを4メートル引き込んだ方が勝ちです。
日本では屋内中心で専用マットの上で靴底が滑りにくい綱引専用シューズを履いて行われます。
選手のことをプラーと呼び、一番後ろの選手の事をアンカーマンと言います。
アンカーマンは1回だけロープを体に巻くことが許されています。
体重によるクラス
- フライ級「400kg以下」
- バンタム級「440kg以下」
- ウルトラ・フェザー級「480kg以下」
- ライト・フェザー級「500kg以下」
- フェザー級「520kg以下」
- ジュニアライト級「540kg以下」
- ライト級「560kg以下」
- ライト・ミドル級「600kg以下」
- ミドル級「640kg以下」
- クルーザー級「680kg以下」
- ヘビー級「720kg以下」
- キャッチ級「無制限」
たかが綱引、されど綱引です。
競技として、確立されていますので、子供が笑いながら楽しむ綱引とはまた一味も二味も違う迫力があるのではないでしょうか?
誰でも気軽に参加できるようですので、興味ある場合は、一度大会を見に行ってみるのもいいかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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