4月23日「しじみの日」の由来と歴史、しじみの栄養と健康効果について
2019/11/13
しじみといえば、貝の一種ですね。
お味噌汁の具に使われることもありますよね。
小さい頃は貝の味噌汁が苦手でした。
潮の香りと何となく感じる苦味がどうしても嫌で、中の貝の実だけ食べて、汁は残していました。
しかし大人になって、貝の味噌汁は大好きになりましたし、しじみにたくさんの健康効果があることがわかってきて、食事で摂る機会があれば意識してとるようになりました。
今回は「しじみの日」という記念日の由来と歴史、そしてしじみの持つ栄養や健康効果についてお話しします。
しじみについて
しじみは「蜆」と書きます。
二枚貝綱異歯亜綱シジミ科に分類される二枚貝の総称です。
淡水域や汽水域(きすいいき)に生息する小型の二枚貝です。
汽水域(きすいいき)というのは、河川や湖沼および沿海などの水域のうち、淡水と海水が混ざった状態の液体部分で、一般には川が海に淡水を注ぎ入れている河口部のことです。
二枚貝の中では小型なので「縮み」が転じてつけられたとも言われています。
日本にもともといるのは、汽水性のヤマトシジミと淡水性のマシジミ、セタシジミの3種類で、大きさはいずれも2~3cmです。
沖縄の琉球列島には汽水性で10cmの大きさにも及ぶマングローブシジミ属もいます。
しじみの日の由来と歴史
島根県にある有限会社日本シジミ研究所が2007年(平成19年)に「4(シ)2(ジ)3(ミ)」という語呂合わせから4月23日に制定しました。
しじみの栄養
しじみには身体にいいとされる栄養が豊富に含まれています。
その栄養素はたくさんありますが、特に豊富に含まれている栄養素についてお話しします。
しじみの栄養といえば・・・
- 鉄分
- カルシウム
- アミノ酸
- ビタミンB2
- ビタミンB12
- 亜鉛
- タウリン
- オルニチン
などが特に目立っています。
しじみの健康効果とは?
しじみが健康にとてもいい食材なのは知られています。
栄養素も豊富であることも証明されています。
では、具体的にどんな健康効果があるのか見ていきましょう。
鉄分
鉄分と言えば、貧血予防と貧血対策に効果のある栄養素です。
日頃から鉄欠乏性貧血の症状がある人はもちろんですが、人より何倍もの鉄分を必要とする妊婦さんなどにとっても重要な栄養素になります。
貧血に悩む人は多いです。
しじみも貧血予防に効果的な食材だと頭に入れておくといいですね。
カルシウム
骨や歯を作っている重要な栄養素です。
成長などにだけ関するわけではなく、気持ちを落ち着かせイライラを鎮める働きもあります。
興奮したり、緊張したりといった気持ちを和らげてくれる働きが大きいです。
アミノ酸
アミノ酸の効果はいくつもあります。
健康・美容・成長・免疫などの様々な面において効果を表す栄養素です。
しじみの持つ効果として特に顕著なものは、肝機能の向上と、疲労回復効果などだと思います。
ビタミンB12
ビタミンB群はB1、B2なども豊富に含まれていますが、一番豊富なものはビタミンB12です。
ビタミンB12は、造血作用があって、身体の中に新しい血液を作り出してくれますので、貧血予防にもなります。
また、このビタミンは葉酸と協力して赤血球を作る他に、神経細胞の修復なども行ってくれます。
それによって、精神の安定や集中力を高めてくれたり、イライラしたりすることも少なくなるでしょう。
亜鉛
アルコールを分解する働きがありますので、二日酔いに効くということです。
免疫細胞を活性化する働きがありますので、風邪をひきにくくなります。
亜鉛の働きで有名なのは味覚に関する働きです。
亜鉛が不足すると味覚異常になりやすくなるので、しじみを常日頃から摂りいれていれば味覚がおかしくなることも少ないということですね。
タウリン
タウリンは、身体の細胞を正常な状態に戻そうとする働きがあります。
よく耳にする効果としては、「疲労回復」です。
疲労回復に関する臓器としては肝臓です。
ですので、肝臓の機能を回復してくれ、いつでも健康な身体の状態に戻そうとしてくれます。
オルニチン
このオルニチンというのは、しじみの栄養成分の中では一番しじみ独特と言えるものだと思いますが、オルニチンというのはアミノ酸の一種です。
効果・効能としては、肝臓の働きを助けて疲労回復に役立ちます。
二日酔いの予防や美肌効果もあるので、お酒を日頃から飲む事の多い人や、疲れ気味で、肌が荒れているなという自覚がある人はしじみの栄養を身体の中に取り入れてみてはどうでしょうか?
しじみの栄養素や効果・効能についてお話ししてきました。
しじみは日頃の食事だけで十分な栄養を摂るのはなかなか難しいかもしれません。
ですが、しじみを利用したサプリメントなどもあります。
上手に生活に取り入れられるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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