4月13日「喫茶店の日」の由来と歴史、カフェとの違いについて
2019/11/13
たまのお休みに一人の時間をゆっくり過ごしたいと思ったときに、喫茶店に入ってコーヒー一杯で何時間もくつろぐというのは、私の感覚からするととても贅沢に感じます。
自宅で淹れるコーヒーも、自販機で買う缶コーヒーも、同じコーヒーですのでおいしいのですが、場所が変わるだけでワンランク上の快適さが手に入るような気がしてしまいます。
それに加えて一杯100円前後で飲んでいるようなコーヒーを普段の何倍もの金額を出して飲むのは、気持ちまでゆったり感があり、一口一口を味わう度に、「ん~、いい香り」なんて気取ってしまいそうです。
喫茶店の私のイメージとしては、個人のマスターが経営しているか、夫婦2りぐらいで営んでいるくらいのこじんまりしたお店に、ドアの開閉時にカランカランと音がする呼び鈴と、心持ち暗めの店内、座席はカウンターとテーブル席、そして当たり前ですが、コーヒーの香りが絶えずしているような感じです。
私は本を読むのが好きなので、本を持ち込んで何時間もいたいような静かな場所を想像してしまいます。
今回は喫茶店の日の由来と歴史、カフェとの違いについてお話しします。
喫茶店について
昨今、コーヒーの健康効果が大きく取り上げられていますが、それにリラックスできる雰囲気が加わるとストレス解消にもなり、ますますいいことづくめです。
喫茶店に行くと、美味しいコーヒーが飲めるだけでなく、リラックスできる時間と場所までもらえますよね。
喫茶店とは
喫茶店とは、コーヒーや紅茶、お菓子や軽食を客に提供する飲食店のことです。
喫茶店の日の由来と歴史
1888年(明治21年)東京の上野に日本で初めての喫茶店「可否茶館(かひいさかん)」が開業したことに由来しています。
この「可否茶館」は1階がビリヤード場で2階が喫茶室だったようです。
残念ながら5年で閉店してしまいましたが、時は明治時代、外国文化が取り入れられている真っただ中だったため、とても貴重なお店だったと思われます。
この内容についてはいくつものサイトやブログで取り上げられています。
その中でも、日本で初めての喫茶店が出された時代背景やその喫茶店の経営に携わった主(あるじ)について詳しく書かれているサイトを発見しました。
私もつい夢中になって読んでしまいました。
喫茶店やコーヒーなどのことに興味あれば惹かれる内容です。
読みやすい物語形式です。
このサイトの目次には魅力あふれる記事がたくさんでした。
日本で初めての喫茶店「可否茶館」については、27話から31話までに書かれてあります。
喫茶店とカフェって何が違うの?
私個人の感覚ですが、喫茶店で思い浮かぶのは昭和という時代的なことや、少し薄暗い店内、それにお客さんが男性の一人客が多そうというイメージです。
対して、カフェで思い浮かぶのは平成そのもの、明るくおしゃれな店内にカップルや女性客中心というイメージです。
営業の形が違った
実際にどちらもコーヒーや軽食などが頼めますし、呼び方が違うだけのような気もするのですが、何が違うのでしょうか?
大きな違いは営業するうえでの法律の点から見た違いです。
喫茶店の営業形態は「喫茶店営業」
カフェの営業形態は「飲食店営業」
となります。
喫茶店営業の場合は、酒類以外の飲み物と茶菓の飲食が可能
飲食店営業の場合は、酒類も含む飲み物や茶菓を含む食事の提供が可能
というのが大きな違いになるようです。
喫茶店でもアルコールや食事OKの店があるけど・・・
これは、その喫茶店が法律的にどちらの営業形態で許可を受けて営業しているのかで違ってきます。
「○○○喫茶店」
というお店の名前であっても、飲食店営業として許可をとっていれば食事やアルコールをお客さんに提供してもいいのです。
「△△△カフェ」
というお店の名前であっても、喫茶店営業としての許可しかとれていなければ、アルコールや食事は出せないようになっています。
ですので、喫茶店だと思って入っても、アルコールや食事が注文できれば、それは飲食店営業の形態をとっているお店ですし、いくらカフェと名前がついていても、アルコールや食事がメニューに入っていなければ喫茶店営業でしか許可を得ていないお店だということになります。
カフェはチェーン店としても日本全国で展開されていて、気軽に立ち寄れる飲食の場です。
昭和の時代の喫茶店は地下や隠れ家的な場所にひっそりとあったり、中がよく見えない造りのため、入るまでどんなところかわからなかったものです。
しかし、一度気に入ると何度も足を運びたくなるそんな雰囲気があったものです。
近頃は純粋な喫茶店はなかなか見かけなくなってきました。
明るく気軽に入れるカフェと隠れ家的な秘密基地のような雰囲気のある喫茶店。
あなたはどちらがお好みでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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