4月10日「四万十の日」の由来と歴史、四万十川での船上結婚式について
2019/11/13
四万十と言えば、四国の高知県にある大きな川である「四万十川」が有名ですよね。
この四万十川を背景にいくつもの映画やドラマが撮影されているくらいに自然のきれいな場所です。
高知県四万十市が中心となって四万十川のきれいな流れを守っていこうという自然保護への思いを託して記念日としています。
今回は「四万十の日」の由来と歴史、四万十川での船上結婚式についてお話しします。
四万十について
四万十(しまんと)というのは、地名であり、川の名前です。
四万十川
四万十川は四国の4つある県の中の高知県にある大きな川です。
四万十川は日本で最後の清流と言われています。
清流とはきれいな川のことを想像していましたが、現在は少し定義が変わったようで、川の本流にダムがないことや環境が破壊されていないことなどを条件としていて、今では、国内での清流は四万十川だけだと言われています。
四万十の日の由来と歴史
1989年に高知県中村市の「四万十の日実行委員会」が制定しました。
「4(シ)マン10(ト)」という語呂合わせでこの日に定められています。
四万十川は清流なのだから、水質もきれいなのだろうと思っていました。
しかし、水質自体はそれほどきれいではないようです。
そのことがこの記念日ができる大きな理由になっています。
きれいでない四万十川の自然を取り戻したい
清流であることの意味を受けて、きれいな川にしたい
同時に世界中の自然保護を願いたい
という意味合いも含めてこの記念日が制定され、様々な取り組みが行われているようです。
四万十川の船上結婚式
毎年、この「四万十の日」には船上結婚式が行われています。
記念日に特別な自然環境の中で挙げた結婚式は一生の思い出になるでしょうね。
とても素敵だと思います。
4月と言えば、入学シーズンですから、桜の花も見られるくらいの春の陽気が感じられるのではないでしょうか?
そんな季節にたくさんの人に囲まれて、祝福されて一生の愛を誓うなんて、ロマンティックで、最高の思い出になりそうですね。
この企画は、四万十市の貸衣装店や遊覧船業者などで作る「四万十D&H(ドリーム&ホープ)(ウェディングイン四万十企業共同体)」が2005年から毎年行っているもので、四万十の日「4月10日」に四万十川に浮かぶ屋形船で結婚式が行われます。
結婚式の費用は
通常「12万9600円」➞「4万10円(四万十にちなんで)」
となります。
そして、この「4万10円」のうち1万円は、四万十川の清流を守るために活動している「四万十川清流保全基金」に寄付されるそうです。
いいことづくめですね。
毎年全国から募集し、3組のカップルが招待されます。
未婚・既婚・年齢などは限定されていませんが、人前結婚式でもあり、マスコミや一般カメラマンなどの取材があることなどから、それに応じられる人に限るとされています。
2017年の申し込みは1月31日までとなっています。
この四万十の日の前にも四万十川の清掃作業なども行われるなどして、多くの市民が清流の流れと美しさを守ろうとしてくれています。
大勢の人たちの思いがこもった四万十川は、四万十や高知の人々だけでなく、国内で大切にしていきたい自然環境の一つだと思います。
結婚を考えておられる方は船上での結婚式という形もありますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
気になったこと質問などありましたら、下のフォームからコメント頂ければ嬉しいです。
おすすめ記事一覧
-
1
-
美しい大和言葉「二つ返事」の由来と歴史、その使い方や意味について
「二つ返事で引き受けてくれた」 という表現があります。 実は私、こ ...
-
2
-
美しい大和言葉、ほんのお口汚しですがの由来と意味、その使い方間違っていませんか?
訪問先に菓子折りなどを持参していった際、 相手先に渡すときに 「ほんのお口汚しで ...
-
3
-
美しい大和言葉「敷居が高い(しきいがたかい)」の意味と使い方、敷居のすべりを良くする方法
スポンサーリンク 敷居が高い(しきいがたかい) あのお店、高級そうで、私たち庶民 ...