4月10日「駅弁の日」の由来と歴史、駅弁フェアについて
2019/11/13
列車の旅と言えば、窓から流れる景色を眺めることと、おしゃべり、そして美味しい駅弁。
日本各地のご当地名物の食材を使った駅弁は目にも鮮やかで、見るだけでワクワクしますよね。
現代では、列車に乗らなくても、全国各地のデパートや商業施設内などでも駅弁フェアなどと称して、全国各地の駅弁が売られています。
手軽に駅弁が楽しめる時代になりましたね。
私は、新幹線に乗ったときには必ず駅弁を買うようにしていますが、包みを開ける時のワクワク感が何ともいえませんね。
覚めても美味しい工夫がされていて、自宅でも食べたくなります。
今回は「駅弁の日」の由来と歴史、そして駅弁フェアについてお話しします。
駅弁について
駅弁というのは、鉄道の駅の構内や列車の中で販売されている弁当のことです。
駅弁の歴史
初めて駅弁を販売した駅については、いくつかの説があります。
- 1877年(明治10年)の梅田駅(現在の大阪駅)
- 1877年(明治10年)の神戸駅
- 1883年(明治16年)の熊谷駅(寿司とパン)
- 1883年(明治16年)の上野駅
- 1884年(明治17年)の敦賀駅
- 1884年(明治17年)の高崎駅
そして一番有力な説とされているのが、
- 1885年(明治18年)の宇都宮駅
の説です。
この時は、にぎり飯2個を竹の皮で包んだものだったそうです。
そして折箱入りの弁当を初めて出したのが1889年(明治22年)の姫路駅だったようです。
弁当の立ち売りを開始したのは名古屋駅で、1886年(明治19年)から服部商店によって行われたとのことです。
昔は鉄道車両の窓を開閉して購入する形が多かったが、今では窓の開閉が自由にできなくなっているため、列車に乗ったまま購入することが少なくなりました。
駅の構内にある売店などで売られていればまだいいほうで、鉄道駅での販売から撤退する業者も増えてきています。
また、販売の拠点を駅からデパートやイベント会場、インターネットによる通信販売に移してきている業者が多くなっているとともに、駅弁業者が駅弁と同様の商品を近隣の空港で「空弁(そらべん)」として売る場合もあります。
駅弁の日の由来
これまでは、1885年(明治18年)7月16日に宇都宮駅で発売された弁当が初めての駅弁とされていたので、7月16日を「駅弁の日」と制定していました。
しかし現在は、それ以前にも販売していたという記録がいくつもの駅で見つかっているため、情報が入り混じっているようです。
現在の駅弁の日は、「弁」の字を無理やり「4・10」の数字にばらして4月10日を駅弁の日と制定しています。
駅弁の入手方法と特徴
駅弁を手に入れるには、鉄道の駅や列車内が一般的ですが、それ以外には、デパートなどで開催されている駅弁フェアなどでしか手に入りません。
また特徴としては、普通の弁当と比較して、外部の包装や容器が特徴的です。
一般的な幕の内弁当以外にも、ご当地限定の駅弁が作られていて、その土地の食文化をアピールする機会になっています。
現在は、コンビニエンスストアが充実していますので、弁当は手軽に手に入る世の中です。
列車の旅に駅弁がなければ困ってしまうというほどではありません。
それでも駅弁が愛されているのは、列車での旅を楽しむために欠かせない要素の一つだと思われているからなのでしょうね。
駅弁フェア
私も列車の旅はそんなに何度もできませんが、駅弁フェアでおいしい駅弁を買って味わうことはできます。
その手段である駅弁フェアについてお話しします。
アピタの駅弁フェア
アピタというのは「ユニー株式会社」の中の総合小売業のチェーンストアで近畿地方から東北地方にかけて200店舗以上あります。
店名には「アピタ」や「ピアゴ」と名前が付くところが多いようです。
私が住んでいる近所にもアピタがあります。
そのアピタでも時々駅弁フェアがあっていました。
広告を見た訳ではなくて、たまたま出かけた時に駅弁フェアをやっていたというものです。
それも、1年に数回は見たことがあります。
ということは、年に何回もフェアが開催されているということですよね。
また、駅弁フェアのときには、空弁と言われる空港で販売されているお弁当も出品されていて、色とりどりのおいしそうな弁当が並びます。
テレビなどの特集でしか見たことのない、旅行でも訪れたことのない土地の駅弁が目の前の手に届くところで販売されているとワクワクしますし、ついついいくつも何種類も買いたくなってしまいます。
新聞をとっている場合はチラシとして入ってきますが、そうでない場合もアピタのホームページで駅弁フェアについて検索してみてはいかがでしょうか?
開催日時についての予定が公開されていますよ。
私個人としては、お値段がお手頃なのに、なかなか食べたことのない北海道函館本線「森駅」で販売されている「いかめし」を一度は食べてみたいと思います。
ちなみに近くのアピタのスケジュールを確認してみましたところ、1月も2月もフェアがあるようです。
ちょっとおでかけしてみようかな?
最後までお読みいただきありがとうございました。
気になったこと質問などありましたら、下のフォームからコメント頂ければ嬉しいです。
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