3月9日は雑穀の日、由来と歴史、私のダイエット体験
2019/11/13
ご飯に混ぜて炊いたり、玄米ご飯と組み合わせて食べたり、私の生活の中でも大活躍です。
食感や味も大好きなのですが、栄養面や健康効果においてはかなり気になる魅力が隠されています。
毎日の食生活に採り入れることで、健康になり体調がよくなるならこんなに嬉しいことはありませんよね。
今回は雑穀の日の由来とその種類や健康効果についてお話しします。
雑穀とは
主食となる穀類(主に米や麦です)意外の穀物のことを言います。
ご飯に混ぜて炊くと栄養もとれるというキャッチフレーズで、「十六雑穀」や「十八雑穀」などのネーミングでよく売られていますよね。
雑穀の日の由来
食材として雑穀の良さを広めようとして日本雑穀協会が、語呂合わせから「ザッ(3)コク(9)」、3月9日に定めたものです。
雑穀には美味しさはもちろんですが、高い栄養、作物資源などの重要性が含まれているのです。
なぜ3月9日なのかと言いますと、日付は完全に語呂合わせですが、この時期は飲食業界でも春の新メニューとして様々な特集が組まれることもあり、雑穀にも目を向けてほしいとの思いが含まれているからなのです。
また、穀物を植える田植え前の時期であることから、色んな立場の人が雑穀について考えるいい機会でもあることと、3、9(サンキュー)という五穀の恵みに感謝する一日に最適だとしてこの日が「雑穀の日」となったようです。
雑穀の種類
雑穀には多くの種類が存在します。
主なものをご紹介します。
- キビ
- アワ
- ヒエ
- モロコシ
- オオムギ
- ハトムギ
- ソバ
- アマランサス
- キヌア
- 黒米
- 赤米
などがあります。
それぞれにまた、細かく分類された種類があり、きびにも「もちきび」あわにも「もちあわ」麦にも「おし麦」や「もち麦」などの種類があり、一度は聞いたことありませんか?
雑穀の健康効果について
では、具体的に雑穀にはどんな健康効果があるのでしょうか?
一つずつ見ていきましょう。
キビ
キビと言えば、桃太郎に出てくるきびだんご。
黄色い色をしていて、ポリフェノールがたくさん含まれています。
黄色い実がなるから「黄実(きみ)」でキビと呼ばれるようになったそうです。
ビタミンB群や食物繊維やマグネシウム、鉄分が豊富です。
- すい臓や胃の働きを助ける
- 動脈硬化の予防になる
- 高血圧の予防になる
- 冷え性に効く
アワ
アワと言う名前は五穀の中でも味が「淡い」ということからついています。
あわの原型は猫が遊ぶときに喜ぶ「ねこじゃらし」だと言われています。
栄養価が高いのに低カロリーなのでダイエットにも向いていますね。
あわは粒の質から「うるちあわ」と「もちあわ」に分けられます。
食物繊維や鉄分が豊富で、ビタミン類もたっぷり含まれています。
- 腸内環境を整える
- 貧血予防
- 動脈硬化の予防
- 脂質の代謝改善
ヒエ
ヒエには名前と逆で、体を温める効果があります。
タンパク質が豊富で食物繊維やミネラル、鉄分、マンガン、亜鉛などきれいな血液を造る栄養素をたくさん含んでいます。
小さなつぶつぶの実が特徴です。
- 善玉コレステロールを活発にする
- 代謝促進
- 貧血予防
- 便秘解消
モロコシ
モロコシはトウモロコシのことです。
食事というよりも、お菓子などに使われるイメージが多いのでないでしょうか?
外国では、米や麦と並び主食にもなるほどです。
栄養が豊富で、ビタミンや葉酸、亜鉛、リノール酸、食物繊維を多く含みます。
- 免疫力アップ
- 動脈硬化の予防
- 腸内環境の改善
- 不眠症対策
効果があるのはいいのですが、トウモロコシは消化がよくないと言われています。
食生活に取り入れるときはよく噛むとか、スープなどに加工して摂りやすくしたほうがいいかもしれませんね。
オオムギ
麦ごはんと山芋のとろろなんて最高の組み合わせです。
美味しいですよね。
麦は、とにかく食物繊維の宝庫で、他の雑穀と比較してもダントツで食物繊維の量が多いです。
私のおすすめの玄米よりも多くて同じグラム数ですと、3倍以上の食物繊維が含まれます。
朝からご飯に取り入れると一日中太りにくい状態が続くと言われるほどダイエット効果も高いのです。
- 便秘解消
- 糖尿病予防
- ダイエット効果
- 免疫力アップ
- コレステロールの低下
- 高血圧予防
ハトムギ
ハトムギと聞くとお茶が思い出されます。
血液やリンパの流れをサポートしてくれる働きがあります。
健康だけでなく、美容にも効果があり、肌荒れや乾燥肌の改善にもいいのです。
利尿作用もあります。
タンパク質やカルシウム、カリウム、鉄、ビタミンB2などが豊富です。
- 美肌効果
- むくみ解消
- 便秘解消
- アンチエイジング効果
健康面よりも、美容面で特にすぐれている食材のようですね。
ソバ
タンパク質、必須アミノ酸(リジン・トリプトファン)、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれます。
ソバと言えば長寿食としても有名です。
健康にいいことがわかります。
ソバにはポリフェノールの一種で毛細血管壁を強化してくれるルチンや、老化を防ぐビタミンEが含まれてもいるのです。
- 高血圧予防
- 糖尿病予防
- 基礎代謝アップ
- 便秘予防
アマランサス
白ごまのような見た目ですが、その栄養価は凄いものがあります。
鉄分が白米の50倍、カルシウムは白米の28倍もあるというのです。
それだけでなく、ダイエットにも効果的だと言います。
それは、必須アミノ酸の一種である「リジン」がたくさん含まれているからなんです。
- 脂肪燃焼効果
- 貧血予防
- 中性脂肪の減少効果
キヌア
キヌアは実は穀物ではありません。
ほうれん草の一種なのです。
しかし、見た目が穀物に似ているところから、雑穀として扱われています。
女性ホルモンと似ている働きをする植物性ホルモンが含まれています。
女性が特に意識して摂りたい栄養素が豊富に含まれています。
- 貧血予防
- 冷え性改善
- 更年期障害
- 骨粗鬆症
- 生理痛
- 生理不順
黒米
古代米の一種で、黒く細長い形をしています。
白米や玄米と一緒に炊くとご飯の色がほんのりと赤紫っぽく変わり、もちもちしてとても美味しいです。
私は玄米を食べていましたが、一般的にボソボソした食感で好きになれないといわれることが多い中、黒米を混ぜることで、もっちりして噛みごたえも出てとても美味しく感じました。
黒米特有の色素に含まれるポリフェノールの一種であるアントシアニンやビタミンなどを多く含みます。
鉄分やカルシウム、マグネシウムなどを始め豊富なミネラル類や必須アミノ酸も含まれます。
黒米自体が生命力が強い穀物で、荒れ地や無肥料の中でも育ち、干ばつや冷害にも強いことで、時期を問わず収穫しやすいです。
- 視力改善効果
- 胃の健康効果
- 糖尿病予防
- 美肌効果
赤米
ポリフェノールの一種であるタンニンの赤色系の色素が含まれていて、白米と一緒に炊くと、ほんのりピンク色に染まってきれいです。
栄養かも高く、ビタミン、食物繊維、ポリフェノール、鉄分などが多く含まれています。
黒米と同じく古代米で、白米や玄米と一緒に炊いて食べると味わい深くなり美味しいです。
- 脂肪燃焼効果
- アンチエイジング効果
- 美肌効果
私のダイエット体験
自慢ではありませんが、私は数々のダイエット経験があります。
その中で一番効果があって、続いたダイエット法が雑穀と玄米を合わせて炊き上げ、毎日食べるというものです。
これは、味や食感が好きで食べるのが楽しみだったからこそ続けられた方法だと思います。
毎日の食生活が変わるって凄い事です。
ダイエットは見事に成功しました。
体重だけでなく、体脂肪も減りましたし、年齢が若かったせいももちろんあるでしょう。
ただ、家族がいて、子供がいて、食生活を自分だけ特別なものにするというのは現実的に無理があって(言い訳っぽいですね。)今は時々食べるくらいです。
太り過ぎてもいませんが、痩せてもいません。適度に脂肪もあるダイエットした方がいいかな~予備軍ってところです。
個人的には雑穀と玄米の組み合わせは噛みごたえもあり、腹持ちもよく、間食をしなくなるのでとてもいい組み合わせの食材です。
何より、最大の効果は便秘解消です。
これは雑穀もですが、玄米のおかげが大きいと思います。
健康的な雑穀を生活の中に取り入れてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
気になったこと質問などありましたら、下のフォームからコメント頂ければ嬉しいです。
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