3月15日は靴の日、由来と歴史、靴ずれの原因と応急処置、予防策について
2019/11/13
毎日の生活の中で、外出する際にお世話になる靴。
おしゃれは足元からとも言いますし、靴を見ればその人となりが分かると言われるくらい重要な要素を占める靴です。
季節に応じた色や流行、機能性、TPOに応じた種類は様々です。
あなたは一体何足の靴を持っていますか?
今回は、靴の日の由来と、新しい靴をおろしたときによくあげられる悩みの一つ靴ずれの原因と応急処置や予防策についてお話しします。
靴の日
靴の日という記念日があります。
日本においての洋風の靴の導入も関係しています。
由来
1932年(昭和7年)に日本靴連盟が制定しました。
1870年(明治3年)の3月15日に、西村勝三が東京、築地入船町に日本で初めての西洋靴の工場を開きました。
当時輸入された軍靴が大き過ぎたので、日本人の足に合うように作り直すために開設されたようです。
陸軍の創始者である大村益次郎の提案によるものです。
そしてこの日が「靴の日」として制定されました。
歴史
日本で洋式の靴を作り始めたのは軍靴が多かったのですが、その内に、鹿鳴館で履くような礼装用の靴も作られるようになりました。
文明開化とともに、明治時代には洋装が取り入れられていきます。
それに合わせて、履物も変わっていきました。
紳士は深ゴムの靴を、婦人は中ヒールのブーツを履いていました。
その後、明治40年になるとデパートで初めて靴売り場を設けて、紳士靴、婦人靴、子供靴が販売されるようになりました。
戦後日本は高度経済成長とともに、ファッションにおいてもますます欧米化が進み、革靴も普及し始めます。
現在では靴は生活の上でなくてはならないアイテムになっています。
機能性を重視した靴だけでなく、見た目やファッションによって履く靴を変えるという現代ならではの靴の存在意義のような気がします。
靴ずれとは
足の大きさや形に会わない靴を履くことで、足と靴が擦れてできた傷のことです。
サイズに合わない靴を長時間履き続けたり、おろしたてで、まだ足に馴染んでいない靴を履くと、靴に当たる足の一部分が傷ついたり、圧迫されたりして負担がかかります。
それを我慢して長時間靴を履き続けることで、痛みや出血、ひどくなると水膨れまで出てきます。
原因
靴のサイズが合わない、自分の足の形に靴の形が合わないというのが一番の原因ではないでしょうか?
または、靴が新しくて、皮などの素材の固さが原因のものもあります。
先が細くなっている靴でも靴ずれが起きやすくなります。
その他に、足の変形によるもの、足のむくみによるものでも靴ずれは起きます。
女性に多い外反母趾もその一つですね。
私も外反母趾なのですが、親指の付け根が靴に当たるため、細くておしゃれな靴だと足の一部がくつで擦れて痛みが出るので、ほとんど横幅の広い靴しか履くことができないのです。
歩き方も関係してきます。
よく身体の左右のバランスが悪いと右足と左足の靴の減り方が違ってきます。
このバランスの悪さも靴ずれの原因の一つになってしまいます。
誰でも靴ずれになる可能性があるということですね。
応急処置について
靴ずれが起こりやすいのは、大体かかとが多いですね。
擦れて皮膚が赤くなるくらいですめばいいですが、ひどくなると出血したり、水膨れのようになったり、ズキズキとした痛みに襲われてしまうことになります。
これを放っておいて、バイ菌が入り炎症が悪化することもあります。
そうなるとなかなか治りにくくなります。
痛みがあっても、また靴は履かなくてはなりませんし、痛みのある場所をまた擦って症状をひどくさせていては、治るものも治りません。
そういう時に一番効果的な応急処置は「絆創膏を貼る」というものです。
可能ならば、2枚か3枚重ねて貼って、靴が当たる部分の衝撃を和らげてあげることが、痛みを少なくしてくれる方法です。
もっと痛みを和らげるには、絆創膏を貼ったうえに、靴下やストッキングで固定させると良いかもしれません。
とにかくつらいのは、擦れた部分がずっとこすれて痛みが持続することです。
もし、新しい靴を履いて出かける際には、持ち物に絆創膏を何枚か用意しておくことをおすすめします。
何もなければいいですが、靴ずれを起こしてからは、立った一歩でも前に進むのが辛いことになります。
私も娘が高校生ぐらいの時に一緒に外出したときに、娘がおしゃれして新しいパンプスを履きたがっていたため、しょうがなくそれで歩き回っていたら、案の定娘が靴ずれを起こしてしまい、かかとの皮がめくれて、血がにじんで痛みを訴えていました。
あいにくカットバンも何も持ち合わせがなく、近くのコンビニまで歩かせ、そこで絆創膏を買って、傷ついたところに3枚ぐらい貼った経験があります。
私の低めの靴を貸してあげたくてもサイズは私の方が小さいため、入らず、半泣き状態で娘は歩いていました。
せっかくの楽しいおでかけが痛みで笑顔も消えて、残念な一日になりました。
靴ずれが起こることがほぼ予測できていたのに、母親として新しい靴を履くことを止めなかったのが悔やまれます。
もし、どうしても履きたい靴がある場合は、日常生活の中で短い距離、短い時間から少しずつ履きならしていくということが大切だなと強く思いました。
靴ずれの予防対策について
靴ずれが起こってからはやむを得ず靴を脱げない環境の場合は、絆創膏を貼ってあげることが効果的だと思いますが、靴ずれが起こりそうで、まだ起こっていない場合にも予防的に絆創膏を活用する方法がおすすめです。
新しい靴を履いてみて、一番摩擦が起きそうな部分にあらかじめ絆創膏を貼っておいてあげるだけで予防できます。
その場合の絆創膏は靴ずれ専用のものも売ってあります。
靴のすべりをよくするために、あらかじめ靴の内側に石けんなどを塗っておくという方法もあります。
しかし、よほど急な場合を除き、普段から少しずつ靴をならして、柔らかくしていき、履きならしてあげることが大切だと思います。
生活上でも、普段の歩き方がバランス悪いと、何度も靴ずれを起こしやすくなります。
自分の歩く姿勢を見直すことも大事ですね。
靴は女性だけでなく、男性にとってもおしゃれの要となる重要なアイテムです。
見た目を重視して履きたい時もありますよね。
少しでも靴ずれしないように履ければ、笑顔で靴のおしゃれを楽しめると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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