12月31日「大晦日」の由来と歴史、大晦日にやるべきこととは?
2019/12/31
一年の一番最後の日、大晦日。
今年一年を振り返ったり、やり残したことがないかを考える日です。
大晦日といえば・・・・・みたいな我が家あるあるがあると思いますが、私の実家では大晦日は「五目混ぜご飯」が恒例でした。
ニンジンやごぼう、鶏肉、高野豆腐など色々な野菜を甘辛く炊いて炊き立てのご飯に混ぜます。
いつも「まぜご飯」と呼んで楽しみにしていました。
皆様の地域やご家庭ではどんな晩御飯なのでしょうね?
さてそんな一年の最後の日の「大晦日(おおみそか)」の由来と歴史、大晦日にやるべきことについてご紹介します。
「大晦日」の由来と歴史
まず、大晦日(おおみそか)という呼び方はどうしてついたのでしょう。
もともと晦日(みそか)というのが月の最終日を表す言葉でした。それに「大」がつくことで一年の最後の晦日であり、一年の最後の月の最終日という意味で12月31日を大晦日としたのです。
晦日と書いて「みそか」とも読むし「かいじつ」とも読みます。
みそか・・・・・三十日のことを指します。旧暦では月の満ち欠けを基準にして新月を1日として満月が15日頃(十五夜)そしてまた細くなっていって月が隠れる頃を30日としていたが、新暦に変わりひと月が31日の日も29日の日も出てきたため月の最後を表す言葉として変化しました。
かいじつ・・・・・陰暦で毎月の最後の日という意味で、つごもりともいわれます。
つごもり・・・・・月ごもりが変化した言葉で月が隠れて見えなくなるころのことを指します。
大晦日にやるべきこと
掃き納め
大晦日にはその年最後の掃除をするという意味で掃き納めと言います。
元日には新しい年を迎えるにあたって福の神がやってくるので神様を掃き出すのはいけないので掃除はしません。
年の湯
大晦日の夜にお風呂に入ることです。
現在はお風呂なんて毎日当たり前に入っていますが、昔は大晦日に入るお風呂は特別な意味を持っていて一年の垢を落とすということだったようです。
年越しそば
大晦日の夜には年越しそばを食べます。
この風習は江戸時代中期から始まったと言われていて、おそばを食べる意味は
「細く長く幸せに生きる」
というもので、そばには胃腸を整える効能があるので五臓の汚れを取り除き、無病息災を願う意味がこめられています。
ちなみに年越しそばを食べる時間には決まりはありません。
晩御飯のメニューとして年越しそばを食べる家庭もあれば、年が明ける少し前の時間から年明けのタイミングにかけて食べる家庭もあるようです。
が、一つ注意点が・・・・・
年をまたいで食べるのは明けた年に金運や健康運に恵まれなくなると言われているので大晦日のうちに食べきりましょう。
最後までお読みいただきありがとう ございました。
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