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大和言葉

美しい大和言葉、甍の波(いらかのなみ)の意味と唱歌「鯉のぼり」の歌詞と意味

2017/11/30

甍の波(いらかのなみ)という言葉を
聞いたことがありますか?

 

唱歌「鯉のぼり」の歌詞に出てきます。

 

私は小さい頃「こいのぼり」という歌
が2種類あったことを記憶していて、
保育園や幼稚園の子供たちが習う

屋根より高いこいのぼり

大きい真鯉(まごい)はお父さん

小さい緋鯉(ひごい)は子供たち

おもしろそうに泳いでる

 

という歌詞の歌のほうは小さい子供用の
歌で、

甍の波(いらかのなみ)と雲の波

重なる波の中空を

橘(たちばな)かおる朝風に

高く泳ぐや鯉のぼり

 

の歌詞の歌のほうは大人用なんだと思っ
ていました。

 

今思えば笑える話ですが、この後者の
歌詞に甍の波(いらかのなみ)と出て
きます。

 

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甍(いらか)というのは

屋根瓦(やねがわら)

の事です。

 

甍の波(いらかのなみ)というのは、
屋根瓦が連なっている様子を海の波
に例えた美しい風景を現しています。

 

現在の日本ではモダンな洋風の家屋が
増えてきていて日本家屋独特の屋根瓦
を見かけることも減ってきています。

 

例え日本家屋があったとしても、

甍(いらか)

を波に例えられるほどに連なっている
光景は見かけられなくなりつつあり
ますね。

 

きっとこの歌が作られた時代の特徴でも
あった屋根瓦の連なる光景はとても波の
ようできれいだったのでしょうね。

唱歌「鯉のぼり」

先ほど「鯉のぼり」という歌が2種類
あるのではないかというお話をしま
したが、甍の波(いらかのなみ)が
歌詞に出てくる歌について見て見たい
と思います。

 

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「鯉のぼり」の作詞・作曲

甍の波(いらかのなみ)という大和言葉
を使って作詞をした人が誰なのかを一番
知りたかったのですが、

 

作詞者ははっきりしません。

 

作曲者
弘田龍太郎(ひろたりゅうたろう)です。

弘田龍太郎(ひろたりゅうたろう)

1892年(明治25年)6月30日~
1952年(昭和27年)11月17日

高知県安芸市生まれ。

たくさんの動揺を作曲してきました。

鯉のぼりは彼が学生時代に作曲した
のではないかと推測されています。

代表作に「鯉のぼり」「浜千鳥」
「叱られて」「金魚の昼寝」「雨」
「雀の学校」「春よこい」「靴が鳴る」
などがあります。

 

「鯉のぼり」の歌詞

1.甍(いらか)の波と雲の波
重なる波の中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる朝風に
高く泳ぐや鯉のぼり

2.開ける広きその口に
舟をも呑(の)まん様(さま)見えて
ゆたかに振(ふる)う尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり

3.百瀬(ももせ)の滝を登りなば
忽ち(たちまち)竜になりぬべき
わが身に似よや男子(おのこご)と
空に踊るや鯉のぼり

歌詞の持つ意味

 

1.屋根瓦の連なる様子が海の波に見え、
雲が重なっている様子が海の波に見え、
その空と屋根の間に位置する空間を
中空としています。

橘(たちばな)というのは、柑橘系の
ミカン科の植物のことです。

橘の香りがするその朝の風を受けて高々
と泳いでいる鯉のぼり

 

2.(鯉のぼりの)大きく開いている
口は、舟さえも吞み込んでしまい
そうです。

ゆったりと大きくなびく尾ひれを
見ると、物に動じない堂々とした
雄大さが感じられます。

 

3.百瀬の滝(ももせのたき)という
のは、たくさんの流れが速い川の
ことを指します。

急流の滝を登り切った鯉は竜になる
という伝説を引用しています。

自分も早い流れの川から滝を登って
竜になるから、男の子なら、自分の
ようになってほしいと空で泳ぐ鯉の
ぼり

 

というところでしょうか。

 

端午の節句に男の子のお祝いをするのは、
男の子に元気で雄大に育ってほしい、
逞しく成長してほしいという願いが込め
られているからです。

 

この「鯉のぼり」の歌詞もそれを現して
いるのでしょう。

 

最近は、

屋根より高いこいのぼり♪

の歌の方がポピュラーになっていて、
大和言葉や独特の言いまわしをする
こちらの「鯉のぼり」の歌は歌われる
ことが少なくなってきています。

 

しかし、きれいな言葉での表現や、
その歌に込められた願いや思いを
伝えていくことも大事なことですね。

 

5月5日の子供の日「端午の節句」には
一度大きな声で歌ってみてもいいですね。

 

最後までお読みいただきありがとう
ございました。

気になったこと質問などありましたら、
下のフォームからコメント頂ければ
嬉しいです。

 

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