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物の由来

5月2日「エンピツ記念日」の由来と歴史、エンピツができるまで

小学校に入学すると、新しい教科書や文房具などをそろえます。

私は個人的には小学生のときには、筆箱の中身が宝箱のように思えていました。

もともと文房具が大好きでしたが、真新しいエンピツを何種類もそろえると、色とりどりでワクワクしたものです。

小学校低学年はエンピツが義務づけられていましたが、中高年になると、シャープペンシルが流行りだして、エンピツを使うことは減っていきました。

 

今回は「エンピツ記念日」という記念日の由来と歴史、エンピツができるまでの過程についてお話しします。

 

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エンピツについて

エンピツを知らない人はいないでしょう。

筆記用具の一つで、顔料を細長く固めた芯を軸で挟んで持ちやすくしたものです。

絵を描いたり、設計図を書いたりするのにもつかわれます。

明治初期の日本では「木筆」などとも呼んでいました。

 

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エンピツ記念日の由来と歴史

1886年(明治19年)の5月2日、眞崎仁六(まさきにろく)が東京の新宿(新宿区内藤町)に眞崎エンピツ製造所(三菱鉛筆)という工場を創立しました。

これは日本初の工場生産によるエンピツの製造販売となりました。

 

エンピツが発明されたのは、16世紀の半ば頃です。

イギリスのボロウデール鉱山で良質の黒鉛が発見されてこれを棒状に削り、2枚の板で挟んで筆記具にするアイデアが出されました。

その後、黒鉛の粉末を硫黄と混ぜて固めたもの、粘土と混ぜて固めた物などが考えられました。

現在は粘土を使う方法が一般的ですね。

 

エンピツは当時から日本にももたらされていて、江戸時代から残されていますが、盛んに使われるようになったのは生活が洋式になっていった明治以降です。

1878年のパリの博覧会の場所でエンピツを見かけて、これを自分でも作ってみたいと研究を重ね、1887年の開業に辿り着きました。

エンピツができるまで

エンピツができるまでの工程を子供の頃、教育番組か何かで見たことがありますが、とても面白かった気がします。

何かができる過程というのは興味深いものですね。

では、エンピツがどのようにしてできるのかを見てみましょう。

エンピツの原料

エンピツは芯の部分とその周りの木の部分でできています。

まずは、芯の部分です。

エンピツの芯の部分は「黒鉛」と「粘土」によって作られています。

 

黒鉛(グラファイト)は石墨とも言われていて、黒っぽい鉛色をした鉱物で鉱山資源の一種です。

黒鉛の鉛は、素材が鉛というわけではなく、鉛色をしているということからこの呼び名がついているのです。

ですので、黒鉛は炭素から出来ていて、鉛ではありません。

元素記号はC(炭素)で表されます。

主に中国、ブラジル、スリランカから輸入しています。

 

 

次に粘土ですが、エンピツに使われる粘土は主にドイツ産のものです。

日本でも粘土はとれるのですが、低い温度でも結晶化が進み、不純物を含まないなどの理由からドイツの粘土がエンピツに適しています。

主にドイツ、イギリスなどから輸入しています。

 

 

「エンピツに使う木について」

主に北米産のインセンスシダー(ヒノキ科)が使われます。

エンピツに使われる木というのは建築材料としては使えない柔らかめの木なので、他の用途にはほとんど使われません。

 

エンピツの作られる流れ(芯)

1.原料を混ぜる

芯の原料である黒鉛と粘土に水を加えて、ミキサーで細かくして混ぜて練り合わせます。

黒鉛と粘土の割合によって芯の硬度が決まります。

HとかBとかHBというようなものですね。

2.押し出す

よく混ぜられた原料をさらに細かくすりつぶして練り合わせます。

混ぜ合わせた原料を芯の太さに押し出して20センチほどに切りそろえます。

3.焼く

乾燥機で乾かした後に容器に入れて約1000℃~1200℃の炉で焼き固めます。

4.油加工

すべりを良くするために芯に熱い油をしみこませてゆっくり冷ますと、芯が完成します。

エンピツの作られる流れ(木の部分)

1.板を用意

主に使われる木はスギ科やヒノキ科の木で、北米産のインセンスシダーが主に使われます。

この木が加工されてスラットという板状になって日本に運ばれてきます。

2.板に溝を彫る

スラットに半円の溝を削ります。

庫のみぞにピッタリと芯が入ります。

3.芯入れ

接着剤の塗られたスラットの溝に芯を乗せます。

4.板を重ねる

もう1枚スラットを重ねてはり合わせます。

圧力をかけてピッタリとはり合わせます。

5.上面を削る

上の面を初めにエンピツの形に削ります。

カッターの形状によって六角、丸、三角などの軸の形ができます。

6.下面を削る

次に下の面を削って1本1本切り離します。

ここではじめてエンピツの形状になります。

これを「生軸(きじく)のエンピツ」と言います。

7、塗装

木肌のままだったエンピツを機械で塗料を何度も塗り重ねます。

8、加工する

両端を切り落とし、長さを揃えます。

その後に硬度や社名などの文字などを刻印します。

9、箱詰め

1ダースずつ箱につめて完成です。

 

以上がエンピツのできるまでの流れになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

気になったこと質問などありましたら、下のフォームからコメント頂ければ嬉しいです。

 

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