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3月4日はミシンの日、由来と歴史、ミシンのメーカーの種類

2017/11/30

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洋服を作る際に大活躍する(というよりも、なくてはならない)ミシン

私が子供の頃、実家にはまだ足踏みミシンがありました。

足でカタカタ前後に踏みながら縫い目を進めていくのですが、たまにリズムをとるのに失敗して、逆に回転し、縫い目も後戻りするなんてこともたくさんありました。

今では家庭で使われているミシンは電動で動くものが大半だと思います。

今回はミシンの日の由来と、ミシンメーカーについてお話しします。

 

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ミシンの日

ミシンの日は3月4日です。

「ミ(3)シン(4)」という語呂合わせから来ています。

1990年(平成2年)に、日本家庭用ミシン工業会(現在の日本縫製機会工業会)がミシン発明200周年を記念して制定しました。

ミシンの由来とは?

まず、名前の由来ですが、「縫う機械」を意味する、英語のsawing machine(ソーイングマシーン)の、machine(マシーン)がなまったものです。

 

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ミシンの歴史

日本に初めてミシンが来たのは、1854年にペリーが二度目の日本来航の折りだったとのことです。

当時の将軍であった徳川家定に献上したものだと言われています。

国内で初めてミシンを使ったのは「篤姫(あつひめ)」なのだそうです。

その後、1860年にはジョン・万次郎がアメリカから持ち帰っています。

 

では、外国ではもっと古い時代からミシンがあったということですね。

18世紀の中頃からイギリスで色々と考えられ、1851年アイザック・メリット・シンガーによって実用化されました。

このアイザック・メリット・シンガーが特許をとるまでに、ミシンの発明は数多くあったものの、実用化されるまでに立ち消えになってしまい、歴史の片隅に追いやられてしまったようです。

ミシンはもともと編み機から発展したものです。

  • 1589年イギリスでウイリアム・リーが編み機を発明しました。

これが、一番最初のミシンにつながる発明でしょうか?

  • 1755年イギリスのワイゼンソール
  • 1790年イギリスのトーマス・セント

それぞれに、別の仕組みのミシンを発明したにもかかわらず、どちらも量産されなかったそうです。

  • 1810年、ドイツの靴職人クレムスが針先端付近に針穴がついたミシン針を発明しました。
  • 1830年にフランスのバーシレミー・シモニアが特許をとったミシンが軍服を縫う目的で1840年に80台生産されましたが、失業を恐れた他の仕立て屋によって破壊されたという有名なエピソードがあります。

こわいですね。

昔から妬みや陰謀など存在していたのですね。

  • 1830年代はじめに、アメリカのウォルター・ハントが現在のミシ
    ンとほぼ同じ構造のミシンを発明したのに、特許を取らなかったそうです。

それで結局アイザック・メリット・シンガーが特許をとって、最初の発明者ということで落ち着いたようですね。

ミシンのメーカーについて

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ミシンのメーカーって、何社くらいあるのでしょうか?

私は、ジャノメミシンとブラザーぐらいしか知りませんが、家庭用以外にもミシンを作っていたり、販売しているメーカーがあるようです。

株式会社ハッピージャパン(SIINGER)

元の会社名は「株式会社シンガーハッピージャパン」です。

2014年にハッピー工業株式会社、東北精機工業株式会社と合併して現在の社名になったようです。

  • 家庭用ミシン
  • 刺しゅう機(刺しゅう機対応ミシン)
  • プロ用ミシン(職業用)
  • ロックミシン
  • 学校・教材用ミシン

を取り扱っています。

ミシンの発明者であるアイザック・メリット・シンガーの名前をとってあるブランドです。

蛇の目ミシン工業株式会社(JANOME)

国内最大ミシンメーカーでもあり、今や世界最大のミシンメーカーと言われています。

現在の本社は東京都八王子市狭間町にあります。

大正10年に、ミシン製造の技術者だった亀松茂と飛松謹一、資金を提供して、営業と経営を引き受けた小瀬與作の3人によって創設されました。

当初会社名は「パイン裁縫機械製作所」と言いました。

この「パイン」は亀松、飛松の松(英語でパイン)からとられています。

昭和10年には「帝国ミシン株式会社」となり、昭和24年に「蛇の目ミシン株式会社」昭和29年には「蛇の目ミシン工業株式会社」となり、現在に至っています。

蛇の目というのは、自社ブランドの「蛇の目傘」の蛇の目を取り入れたものですが、ミシンのカマ部という部分に入れられるボビンの形が「蛇の目」に似た丸い形だったこともあるようです。

現在は、ミシンの他にも、工業用の機械やロボット、24時間風呂などの事業を手掛けています。

 

ブラザー工業(brother)

一般用から工業用まで幅広いミシンを手掛けています。

特に刺しゅうミシンは性能も高くすぐれた機能も備わっています。

1908年にミシンの修理業から始まったのがブラザーグループです。

その後独自の技術開発に力を入れ、ミシンの開発にも着手しました。

現在ではプリンターや業務用通信カラオケシステム事業なども手掛けています。

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JUKI株式会社(JUKI)

工業用ミシンや家庭用ミシンを手掛けています。

主力は工業用ミシンで、そのシェアは日本、世界でともに1位です。

日本以外にもアメリカ・ヨーロッパ・アジア・中国にグループ企業を展開しています。

株式会社ジャガーインターナショナルコーポレーション

大阪府に会社があり、家庭用ミシンの開発や製造に取り組んでいます。

1949年に「丸善ミシン株式会社」を設立し、ミシンやミシンの部品を製造、販売し始めました。

1952年には、家庭用ジグザグミシンの国産化を他社よりも早く成功させました。

1978年には、国内販売部門を独立して「株式会社ジャガーミシン」を設立しました。

1989年に「丸善ミシン株式会社」と「株式会社ジャガーミシン」を合併し、「ジャガー株式会社」として発足しています。

アイシン精機(AISIN)

主な事業は自動車部品の開発と生産です。

ブレーキシステムやエンジン関連、GPSカーナビゲーションなどを手掛けています。

そしてベッドやミシンなどの生活用品や、ガスヒートポンプ、電動車いすなども扱っています。

本社は愛知県刈谷市朝日町にあります。

トヨタ自動車系列の会社で、ミシンはトヨタミシンとも言われています。

ヤマトミシン製造株式会社

ミシン業界において、特殊工業用ミシン、特に「環縫い(かんぬい)」の分野においては業界をリードするメーカーといえます。

ちなみに「環縫い」とは、ミシン・ステッチの種類で、

  • 本縫い
  • 環縫い

の2種類があります。

本縫いミシンは上下糸が布地の中で交差するのに対して環縫いミシンは裏側がチェーン状になり、上糸を裏側近くまで引き込む特徴があります。

本社は大阪府大阪市西天満です。

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(※画像は会社とは関係ありません。)

株式会社 森本製作所

二重環縫いの工業用ミシンを手掛けています。

KANSAI SPECIAL ブランド特殊工業用ミシンの販売や製造を行っています。

創業は昭和2年所在地は大阪府四條畷市(しじょうなわてし)です。

ペガサスミシン製造株式会社

環縫い用の工業用ミシンを製造する会社で、世界のトップブランドとして知られています。

創業は古く大正3年です。

本社は大阪市福島区鷺洲(さぎす)にあります。

三菱電機(名菱テクニカ)

「三菱電子ミシン」として世界シェア40%を誇り、様々な工業ミシンを手掛けています。

電子パターン縫いミシン、ぽ家と玉縁縫い自動機、自動糸切りミシン、本縫いミシン、特殊ミシンなどもあります。

所在地は愛知県尾張旭市下井町にあります。

株式会社バルダン

1959年に日本で最初の多頭式刺繍機を生み出して以来数多くの製品を生み出してきました。

本社は愛知県一宮市にあります。

次に紹介している東海工業ミシン・タジマ工業と並ぶ自動刺繍機ミシンの業界大手で、一時期はこの2社で世界シェアの85%を占めたほどでした。

社名の「バルダン」は、女優のシルヴィ・ヴァルタンとファッションデザイナーのピエール・カルダンの名前を合成したもので、後にマレー語で「新しき変革」を意味する言葉だとわかりました。

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東海工業ミシン・タジマ工業

刺繍機のトップメーカーであるタジマグループは1944年に創業しました。

日本をはじめ、世界百か国以上に製品やサービスを提供しています。

愛知県名古屋市東区白壁に会社があります。

アックスヤマザキ

1946年にミシン製造メーカーとして創業しました。

本社は、大阪府大阪市生野区にあります。

「使いやすく永く使用できるミシン、気軽にいつでも使えるミシン」をコンセプトとしています。

私たちの一番身近な家庭用ミシンや、子供が使えるホビーとしてのミシンなどの製造や販売も手掛けています。

ホームページを見ると、とてもアットホームな印象を受けました。

 

私の感想

一台のミシンの製造・修理・アフターフォローなどを徹底して行うというサポート体制はどのミシンメーカーもうたっています。

企業が扱うもの、目的別の製品、家庭用で一個人が使う物など、様々なミシンの世界があるんだなあと感じました。

企業もメーカーも長い年月をかけて、改良や開発を重ねて、現代において私たちが使いやすい製品になっているのを知りました。

私も手芸などでミシンはよく使います。

新しいもの、高度なものが次々に産み出されていくこの世の中で、ハッとさせられたことが、

「大切なもの、思い入れがあるもの、使えるものは修理をして使い切る」

という理念です。

壊れたら新しい物を、良い物をと、次を求める傾向が多い現代ですが、一つのものを永く大切に使い続けるということも大切だなと思いました。

ミシンに限らず、いま一度身の回りの持ち物を見直してみたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

気になったこと質問などありましたら、下のフォームからコメント頂ければ嬉しいです。

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